チームを束ねてプロジェクトを目的地へ導く船長さん。総合的なデザイン支援を行っています。

<経歴>
1977年　神奈川県 出身
2000年　学習院大学 文学部フランス文学科 卒業
2002年　桑沢デザイン研究所 夜間部スペースデザインコース 卒業
2012年　デザイントーク株式会社 設立
2017年度・2018年度　ながおか・若者・しごと機構 理事
2023年度〜　東京造形大学デザイン学科インダストリアルデザイン専攻領域 非常勤講師
2024年7月　特定非営利活動法人スキコソ設立、共同代表理事就任

子どもの頃から工作や服作りが好きでした。本場フランスで高級仕立て服のお針子さんになるのが夢で、大学ではフランス語を学びました。持病のアレルギー体質の影響でフランスに住むことは叶いませんでしたが、その挫折を通して「どんな人でも快適に楽しく暮らせる環境づくり」に興味を持ち、桑沢デザイン研究所に進学して空間デザインを学びました。在学中は建築分野を中心に「人の生活や社会をより良い方向に変えるデザイン」に夢中になりました。
2年生の時にジャスパー・モリソンさんが審査員を務めるデザインコンペに応募し、ビジネスバッグのデザイン案で優秀賞を受賞しました。それがきっかけとなって、福井県や岐阜県の地場産業の方から商品開発の仕事をいただくようになり、フリーランスデザイナーとして仕事をスタートしました。従来の素材や技術を再解釈して新しい価値を生み出す仕事が面白くて夢中になり、卒業後も就職をせずにフリーランスで仕事を続けていました。
その一方で、作ったものがメディアや評論家の方からは高く評価されるのにあまり売れない、という経験もしました。「ものづくり」だけでなく、「マーケティングやコミュニケーションデザイン」の両方ができるデザイナーになりたいと考えるようになりました。そのような経緯で、2004年から1年間、株式会社東芝 デザインセンターで契約社員としてブランド戦略の仕事を経験させていただきました。2005年5月の出産を経て、同年秋から2年半の間、株式会社新生銀行に勤務し、Webデザインの仕事を経験させていただきました。
2008年に再び独立してからは「デザインによる問題解決」を専門領域として企業や自治体のプロジェクトの総合的なデザイン支援を行っています。どんなことでもデザイン的な手法を使って分かりやすく・面白く・魅力的にできるはずだと考えて活動を続けてきた結果、モノやサービスのデザインだけでなく、仕組みのデザインや教育プログラムをデザインする仕事をご依頼いただけるようになりました。
2014年から新潟県長岡市にも拠点を置き、現在は東京・長岡・新潟の3拠点で活動しながら、さまざまな楽しいプロジェクトに関わらせていただいております。
趣味は旅とデザイン、好きな食べ物はお米です。