TALK01

企業の深刻な人手不足をデザインで解決

VALUE

  • 採用支援
  • ブランディング
  • WEBサイト制作
  • デジタルマーケティング

PROJECT

  • 2018年11月〜
  • 調査・企画2ヶ月
  • 実行3ヶ月
  • 運用継続中

ウェブサイトのリニューアル後3ヶ月で応募総数は15名、技術者・経験者2名を含む合計5名の採用を達成することができました。

社長の渡辺さんに聞く! 「顔の見えるウェブサイトの力」

「働いた分はきちんと全て給料として支払うことで、
信頼関係を築き良い人材に集まってもらいたいというのがありますね。」

会社概要について聞かせてください。

中越道路株式会社は創業66年、新潟県では1番古い道路舗装会社になります。創業以来、新潟県内のインフラ整備の一役を担わせていただいております。また東日本大震災後の2012年には仙台に支店を開設しました。

会社として大切にしていることはありますか?

大切にしているというか当たり前の部分になりますが、社員に対して働いた分はきちんと全て給料として支払うことで、信頼関係を築き良い人材に集まってもらいたいというのがありますね。他の会社からウチに来た社員から、そういう部分がちゃんとしていない会社があるというのは度々聞いていましたので。また、全員正社員採用、福利厚生としてケガや入院に対応した保険を充実させています。これも当たり前のことなんですが、業界としては珍しいのかなと思いますね。

作業後の社員さん達が和やかに談笑している様子を拝見して、とても雰囲気が良い会社だと感じました。

そこは私が意図しているというよりも、創業以来培われてきた伝統のようなものですね。トゲトゲした雰囲気がないというか、社員たちが穏やかに仲良く働いているというのはあります。場合によっては競争させたほうが良いのかもしれませんが、今の雰囲気が社員たちにとっては居心地が良い環境みたいですね。また、転職した社員が戻ってくることが多いです。基本的には去る者追わず来るもの拒まずでやっています。

社内の雰囲気を良くするために意識していることなどはありますか?

そういう雰囲気は人工的に出せるものではないというか。給料の部分だったり福利厚生を手厚くすれば安心して働いてもらえますからね。その中での副産物として、社内の融和が図られているのかなというのがあります。

「知ってもらえさえすれば必ず応募が来るという自信がありました。
けれども相手の心の中に入っていくようなツールがなかったので。
もどかしさを日常的に感じていました。」

人手不足がご依頼前の課題だったそうですね。

建設業界の人手不足は非常に深刻で。デザイントークさんに依頼する前は、募集をかけても何ヶ月も応募が来ないのが当たり前になっていました。そんな中で、海外から労働者を呼ぶという話も出ていたんです。しかし言葉が通じない相手を教育して一人前にするというのはかなり難しいのと、ただでさえ人手不足の中でその対応をする社員が心身ともに疲弊してしまう事は避けたいというのがありました。

その時の心境をお伺いしてもよろしいですか?

もちろん葛藤がありました。あらゆる求人媒体に掲載してもほとんど効果がありませんでしたからね。知ってもらえさえすれば必ず応募が来るという自信がありました。けれども相手の心の中に入っていくようなツールがなかったので。もどかしさを日常的に感じていました。

「全く違う方向から、全然違う切り口や感覚
乗り込んでいく感じがデザイントークさんにはありますね。
だからこそお任せしたいと思えたんです。」

デザイントークを選んだきっかけをお聞かせ下さい。

そもそものきっかけは、弊社の社員とデザイントークの宮田さんが知り合いだったというのがあります。私自身としては、お話しさせていただく中で非常に先端的な情報やツールをご存知の方だと感じました。とても面白い方だな、と純粋に興味を持ったというのが第一にあって。他の人だったら躊躇してしまうようなことも軽々とやれる感覚を持っている印象を受けたんですよね。会社として今まで様々な媒体を試して反応がなかったものですから、思い切ってデザイントークさんに全てを委ねてみようと思った次第です。

デザイントークと他社との違いはどのように認識されていますか?

いろんな求人サイトの営業の方とお話しさせてもらったんですが、会社が違っても彼らが言うことってほとんど変わらなくて。セールストークがみんな同じようなことなんですよ。同じ社会構造の中で、同じ切り口で、同じアプローチをしていたって何も得られませんよね。全く違う方向から、全然違う切り口や感覚で乗り込んでいく感じがデザイントークさんにはありますね。だからこそお任せしたいと思えたんです。

デザイントークが様々な提案をする中で、他社の経営者さんなら避けてしまうことも積極的に取り入れてくださったのが今回のプロジェクト成功の大きな要因だと感じました。

周囲と同じことをしていても全く得るものがない、というのが私の基本にあると思います。かといって全てオリジナルというわけではなくて。良い部分はお手本にさせていただいて、それにプラスして全く違う切り口も取り入れることを大切にしています。そういったものが根底にあって、デザイントークさんの様々な提案を魅力的に感じました。

100人のうち10人でもいいから、どうしてもこの会社の門を叩いてみたいと思ってもらえるウェブサイトがいいなと思ったんです。そういうウェブサイトにデザイントークさんが導いてくれたと感じています。」

デザイントークは「求職者から見た中越道路株式会社の強み」を「ガッツリ働いて稼ぎたい人にとって魅力ある職場」と定義して採用獲得に向けた情報発信を提案しました。

そうですね、しっかり稼げるということを包み隠さずに露骨に表現したウェブサイトになっていると思います。例えば給料が良いことを表現した札束の写真だったり、わかりやすく伝えないと人に理解してもらえないと思うんですよね。一般的に仕事を探している人って、お金とか時間に対していろんな価値観があると思うんですが、求職者全員に効果的でなくてもいいんです。ウェブサイトを見て、この会社に行きたいという人が強烈に惹かれる表現がされていることが大切だと思います。100人のうち10人でもいいから、どうしてもこの会社の門を叩いてみたいと思ってもらえるウェブサイトがいいなと思ったんです。そういうウェブサイトにデザイントークさんが導いてくれたと感じています。ウチの場合はウェブサイトの目的が人材の獲得メインでしたので、 そこに特化したものを作るというシンプルな流れが大切なんだと思いました。

ウェブサイトは集合写真が印象的ですね。(『劇場型集合写真』の作品シリーズで知られる杉山雅彦氏撮影)

トップページで心をつかめればオッケーという部分があって。あの集合写真の反響については、求職者よりも同業者に賛否両論でしたね。眉をひそめる人もいるんですけど、それが狙いなんですよ。周りと同じだったら誰も評論しないし、存在しないのと一緒なので。そういうウェブサイトにはしたくなかったんです。後日談になりますが、写真を撮ってくれたカメラマンさんの個展を銀座に見に行ったんです。そしたらウチの写真を1番大きく展示してくれていて。その人曰く最高傑作だと。撮影当日は社員みんなで協力して準備・出演したことも思い出深いですし、作品として素晴らしいものを撮っていただけたので、私にとって一生の宝物だと思います。

ウェブサイトのコンテンツについてはいかがですか?

実際にいる社員が顔出しをしていて、会社のことを話してくれてるのが非常に良いと思います。デザイントークさんが提案してくれたコンテンツなのですが、働いている人の声って説得力があるというか訴えかけるものが強いですからね。ウェブサイトを見て実際に入社した人にとっては安心感につながると思いますし、建設会社のウェブサイトで、こういう風に顔が出てるっていうのは珍しくて斬新だなと感じました。

「ウェブサイトのリニューアル後3ヶ月で応募総数は15名、技術者・経験者2名を含む合計5名の採用を達成することができました。」

デザイントークに依頼後、採用獲得に成功したそうですね。

ウェブサイトのリニューアル後3ヶ月で応募総数は15名、技術者・経験者2名を含む合計5名の採用を達成することができました。これは驚異的な数字ですね。採用募集をかけても何ヶ月もほぼゼロだったんですから。仙台で採用した30代の社員は、ウェブサイトで見た通りの賃金の支払いでしたと言ってくれました。おかげで生活が安定したと。みんな気持ちよく働いてくれてると思います。

採用獲得に成功したことで心境の変化はありましたか?

人材の獲得ができたからこそ、次のステップに進みたいという気持ちになれました。ウェブサイトについては、さらに優秀な人材が確保できるようにしたり、民間の仕事を増やせるような機能を追加したいです。また、現地採用ができる手ごたえがあったので、地元生まれの地元好きの人にウチで働いてもらいたいという発想が湧いてきました。社員たちには地元に拠点を置いて、地元で生きていく事を大切にしてほしいなと。私はこれをクオリティー・オブ・ライフ作戦と名付けたんですが、実現に向けてデザイントークさんにアドバイスを受けながら進めていきたいと思います。

今後、デザイントークに依頼をする経営者さんへメッセージがあればお願いします。

周囲と同じでは意味がない、という発想をお持ちの方にとってはすごくいいと思います。平均的な考えで物事を進めたい方にはストレスかもしれません。提案に対して、ブレーキをかけてしまうようであれば多分相性が悪いんだと思います。デザイントークさんにもっとアクセルを踏んでいいよ!と言える会社であれば、互いにとって良い方向に行くのかなと思います。

取材日: 2019/09/12

CREDIT

  • Direction DESIGNTALK, INC.
  • Photography MASAHIKO SUGIYAMA
  • Web design & coding MABATAKI, inc.
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